口腔外科では、歯だけでなく、くちびる、舌、頬など、お口の中全体の症状に対応します。親知らずの治療から顎関節症、外傷、腫瘍、口腔がんまでと幅広く治療できることが特徴です。当院長が口腔外科の専門医として培った豊富な臨床経験と解剖学の知識で、お口全体を診察します。
当院の院長は口腔外科専門医です。実は、口腔外科専門医は歯科医師全体の中でも少なく、そのほとんどが大学や総合病院に所属しているため、開業医は少ない状況です。当院長も、大阪大学歯学部附属病院をはじめ総合病院に長く勤務し、口腔がんや先天性異常など難しい治療に携わってきた経験があります。
口腔内の異常を見落とさずに発見できるのは、口腔外科専門医だからこその利点です。豊富な臨床経験から精密な診断ができ、早期治療につなげられます。総合病院に行けば1日仕事になる生体検査も、当院で可能です。基幹病院との連携でスピーディーな検査が可能になるため、患者様の負担も抑えられます。
全身麻酔下での手術が必要な場合は、専門機関をご紹介しますが、局所麻酔での手術は、当院で行います。
口腔外科は普段の歯科治療であまりなじみがないだけに、「怖い」というイメージを持つ患者様もいらっしゃいます。だからこそ、私たちスタッフは患者様とコミュニケーションを重ね、信頼関係が築けるよう努めています。
患者様のお話をしっかりお聞きし、こちらからも丁寧に説明を尽くして、不安が取り除けるよう心がけています。ご心配があれば、なんでもご遠慮なくお尋ねください。
激しい痛みや外傷による出血など、急を要する状態の患者様には、すぐに対応します。そのため予約でお待ちの患者様をお待たせすることになり、誠に申し訳ないのですが、どなた様も急患の場合はすぐに診療しますので、ご了承ください。
転んだりぶつかったりした衝撃で歯が折れた場合、牛乳に漬けてすぐにご来院ください。元に戻せる可能性があります。保育園や小学校では、専用の薬液が用意されていることもあります。
親知らずとは、前から数えて8番目に生えてくる歯のことで、10代の後半から20代半ばに生えることが多いという特徴があります。一番奥に生えるため歯磨きが難しく、むし歯や歯周病のリスクも上がります。一方、親知らずが生えない人もいます。生えるかどうかの診断も可能です。
親知らずは必ず抜歯しなければならないわけではありません。しかし、横向きや斜めに生えていて、周囲の歯に影響を及ぼすような場合は、抜歯が必要になります。矯正の治療でも、親知らずの抜歯が必要なケースがあります。
抜く必要があるのなら、若いうちがおすすめです。理由は、年を重ねると骨と癒着することがあるから。癒着してしまうと、抜歯が非常に難しくなります。
抜歯の際には局所麻酔を用いますが、「麻酔の注射が痛い、怖い」という患者様も少なくありません。麻酔注射の痛みは、ドクターの技術が大きく影響します。当院長は口腔外科専門医であることから、豊富な臨床経験で「痛みの少ない注射」の技術を獲得しています。また、痛みを抑えるためいくつもの工夫を行い、怖くない治療を進めています。
麻酔注射の針の痛みを抑えるため、歯茎の表面に塗る麻酔です。
細い注射針を使用。電動で圧力をかけず、ゆっくりと麻酔を注入することで、痛みを和らげます。
顎関節症とは、「あごの骨が鳴る」「あごの関節が痛い」などを典型的な症状とし、経験する人の多い疾患です。症状が軽ければ自然と回復することも多いのですが、「口が開かない」となると一大事です。その場合は「マニピュレーション」という治療法で、その日のうちに口が開くよう治療します。
顎関節症は、かみ合わせに問題があって習慣的に片方だけでかんでいたり、歯ぎしりや食いしばりがあったりすることでも発症します。必要に応じてマウスピースを作製し、治療します。あご関節に痛みや違和感がある場合は、ご受診ください。